お知らせ TOPICS

秋になると、涼しい風や紅葉が広がり、過ごしやすい季節がやってきます。しかし、もう一つ秋にやってくるものがあります。それは「台風シーズン」。
最近では、年々台風が強力になり、その影響を実感している方も多いでしょう。

実はこの台風が、意外なことに「秋の花粉症」に大きな影響を与えていることをご存じですか？この記事では、台風が「花粉症」にどのように影響するのか、そして花粉症対策としてどんな方法があるのかを詳しく解説していきます。

秋の花粉症、増えている理由は？

「秋にも花粉症があるの？」と思われるかもしれませんが、実際、秋の花粉症は増えているんです。その原因の一つが地球温暖化。温暖化によって植物の成長が活発になり、結果として「ブタクサ」や「ヨモギ」といった秋に多く見られる植物の花粉が増加しているのです。

これらの植物の花粉は、通常は飛散範囲が狭く、一部の人だけが影響を受けることが多いのですが、ここで問題となるのが「台風」です。台風の強風によって、花粉が広範囲にわたり拡散されることで、普段は花粉症の影響を受けない地域でも秋の花粉症が発症しやすくなります。

台風が花粉症に与える影響って？

近年台風の発生が増え、さらに強力な台風が多くなっているのは、海面水温が上昇しているためです。台風が発生しやすくなり、強くなると、私たちの生活にさまざまな影響を与えますが、実は花粉症もその一つなんです。

雨が降ると、空中に飛散している花粉が雨によって地面に落ちるため、一時的に花粉症の症状が和らぐことがあります。「台風が来ると症状が軽くなる」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここが注意ポイントです。

台風が通り過ぎた後は要注意！
台風が過ぎた後、晴れて気持ちの良い天気が訪れると、また花粉が舞い上がります。特に、風が強い日は、花粉が再び広く飛散し、症状が悪化することがあるんです。台風後の晴れた日に、花粉症がひどくなるのはこれが原因です。

また、台風による強風や気圧の変化が、花粉の微細な粒子を遠くまで運びやすくし、普段はそれほど花粉が多くない地域でも花粉濃度が高まることがあります。このため、台風が去った後の晴天時には、花粉症対策をしっかり行うことが重要です。

台風後は花粉症対策が重要
特に「台風後の晴天」時には、しっかりとした花粉症対策が必要です。以下のような対策を行いましょう。

・マスクを着用し、花粉の吸入を防ぐ

・外出時にはメガネや帽子を着用し、帰宅後はすぐに衣服を取り替える

・手洗い・うがい・洗顔を徹底し、体内に花粉が入るのを防ぐ

・晴れた日は窓を閉めて、家に花粉が侵入するのを防ぐ

また、花粉が多く発生する公園や河川敷などを避けるのも重要です。

台風と花粉症、一見関係なさそうですが、実は深くつながっています。台風によって症状が一時的に楽になることもありますが、その後の晴れた日には逆に悪化しやすいので注意が必要です。この秋も、しっかりと花粉症対策をして快適に過ごしましょう。