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おさかなイヤ卒業!子どもが魚を嫌がる理由と、その対策まとめ

「小骨があって危ない」「においが苦手」「見た目がちょっとコワイ」—。
子どもが魚を嫌がるのには、ちゃんとした理由があります。

でも一方で、魚は子どもの成長に欠かせない栄養がたっぷり。
だから「なんとか食べてほしい」と思いますよね。

この記事では、魚が子どもに大事な理由と、嫌がる理由別の解決策をわかりやすくまとめました。

魚が大事な理由(栄養の3本柱)

1.脳と集中力を支える「DHA」
DHAは“脳の栄養”とも呼ばれる成分。
脳や神経の発達をサポートして、集中力や記憶力の土台を作ります。

特に幼児期や学童期は脳がぐんぐん成長する大事な時期。
この時期にDHAをしっかり摂ることが、学びや遊びの前向きなエネルギーにつながります。

2.元気と丈夫さを守る「鉄分」
鉄分が不足すると、体の中で酸素を運ぶ力が落ちてしまいます。
その結果、すぐ疲れやすくなったり、顔色が悪く見えたり…。

「すぐ横になる」「集中が続かない」といった子どもの様子も、鉄分不足が関わっていることがあります。
魚には鉄分も含まれていて、意外と優秀な供給源なんです。

3.骨や歯をつくる「カルシウム」+「ビタミンD」
「カルシウムといえば牛乳」というイメージがありますが、魚も負けていません。
小魚や骨ごと食べられる魚にはカルシウムがたっぷり。

さらに魚には、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも一緒に含まれています。
この“カルシウム+ビタミンD”のセットは、骨や歯の成長に欠かせないコンビです。

魚は“まとめて栄養チャージ”できる食材

DHA・鉄分・カルシウム…どれも子どもに必要ですが、魚なら一度にまとめて摂ることができます。 「魚を食べさせたい」というママの直感は、栄養学的にも正解なんです。

子どもが魚を嫌がる理由と対策

「大事なのはわかっているけど、やっぱり食べない!」
そんなときは、子どもが嫌がる理由ごとに工夫してみましょう。

1.小骨がイヤ
理由
 
刺さるのが怖い
 飲み込むと危ない
 取って食べるのが面倒

対策 

 骨取り済みの切り身を使う
 つみれやハンバーグにして“骨ナシ”に
 魚パウダーや缶詰を取り入れる

2.においがイヤ
理由
 
生臭さの記憶
 「おいしくなさそう」という先入観

対策 

 生姜やカレー粉など香りの強い調味料を活用
 揚げ物や照り焼きで香ばしく仕上げる
 鮮度の良い魚を選んで下処理を丁寧に

3.食感がイヤ
理由
 
硬い・パサパサして飲み込みにくい
 子どもの歯や噛む力がまだ発達途中なので、大人より食べにくく感じやすい 

対策

 あんかけや煮込みでしっとり仕上げる
 フライで“サクッと”楽しい食感に
 ハンバーグやグラタンに混ぜる

4.見た目がイヤ
理由
 
皮や目が怖い

対策

 切り身やフライで形を変える
 混ぜご飯やおにぎりにして“見えない化”
 彩り野菜で盛りつけて見た目を工夫

5.ママにとって「手間がかかる」
理由
 
骨取りや下処理が面倒
 忙しいと魚料理は避けがち

対策

 骨取り済みや冷凍魚を常備
 缶詰や魚パウダーで“時短ストック”
 電子レンジやオーブン調理でラクに


子どもが魚を嫌がるのは自然なこと。

でも理由をひも解いて工夫すれば、少しずつ「食べられる」に変わっていきます。

魚は脳・体・骨の成長に欠かせない、大事な栄養源。
ママがラクに続けられる工夫を取り入れて、「おさかなイヤ卒業」を目指してみましょう。