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なぜ今、“DHA”が注目されているの?

子どもの発達・集中力・家族みんなの元気に関わる“脳の栄養素”

最近、スーパーやCMなどで「DHA入り」と書かれた商品を見かけること、増えていませんか?
ヨーグルト、青汁、グミ、ドレッシングまで。
実は今、“DHAを意識してとる人”が増えているんです。

その背景には、さまざまな理由があります。
今回は、そんなDHAがなぜいま、再び注目されているのかをわかりやすくご紹介します。

魚を食べる機会、減っていませんか?

DHAは、青魚(鰹・鯖・いわしなど)に多く含まれている“脂”の一種。
よく「オメガ3脂肪酸」とも呼ばれ、体に良い油の代表格として注目されています。
脳や神経の細胞を作る材料として、大切な栄養素です。

ところが日本では、ここ20年ほどで「魚の消費量が3割以上も減少している」と言われています(農林水産省調べ)。
焼き魚を食べる機会が少なくなり、刺身やお寿司でしか魚を食べない、というご家庭も多いのではないでしょうか。

この「魚離れ」によって、DHAは“意識しないと不足しがち”な栄養素になりつつあります。

子どもの脳と心の発達にもDHAが大切

特に注目されているのが、子どもの発達への影響です。

子どもの脳は、生まれてから6歳ごろまでに急速に発達すると言われています。
この時期にしっかりDHAをとることで、以下のような働きが期待されています。

 ・学習能力や記憶力のサポート
 ・集中力を保つ土台づくり
 ・気持ちの安定を助ける(イライラ・情緒の波への配慮)

最近では、「発達が気になる」「集中力が続かない」といった子どもの様子に対して、
「できることからサポートしたい」と考える親御さんが増えています。
特に、発達障害やグレーゾーンという言葉が身近になり、脳の栄養への関心が高まっていることも、DHAが注目される背景のひとつです。

実際、DHA入りのグミやゼリーなどの子ども向け食品が続々と登場しており、
DHAは今や、“子どものために選ぶ栄養素”として広く知られるようになっています。

高齢者の記憶サポートとしても再評価

DHAは、年齢を重ねた方の“脳の健康維持”にも注目されています
高齢化社会の中で、記憶力や認知機能をできるだけ保ちたいというニーズが高まり、医療機関や研究者の間でもDHAが再び注目されるようになってきました

認知症への効果はまだ研究段階ですが、将来の備えとして、日々の食事で“脳に良い脂”をとる意識が広がっているのです。


実は、私たち大人にも必要

DHAは、子どもや高齢者だけのものではありません。
働く世代の“脳疲れ”をケアする栄養素としても注目されているんです。

在宅勤務やスマホ作業が増え、脳が大量の情報を処理し続ける状態が当たり前になりました。頭が休まらず、ぼーっとしたり集中しづらく感じるのは、脳が疲れをため込んでいるサインかもしれません。

そんな背景から、「脳を支える栄養」として、DHAを日常的にとる人が増えているのです。

家族みんなで“脳の栄養”をとる時代に

DHAは、赤ちゃんから高齢者まで、すべての世代に必要とされている栄養素です。

 「子どもの健やかな成長をサポートしたい」
 「最近、イライラしたり、集中力が続かない…」
 「親の物忘れが気になるように…」

そんなふうに感じたら、ぜひ“食事からDHAをとる意識”を始めてみてください。

もちろんこれは、子どもだけの話ではありません。
仕事や家事で毎日フル回転の私たち大人にとっても、DHAは“脳の元気”を支えてくれる栄養素
家族みんなで意識してとりたい、現代人にぴったりの栄養素です。


DHAが大切なのはわかったけれど、「魚を毎日食べるのはちょっと大変…」と思った方も多いかもしれません。

次回は、無理なく、食事の中でDHAをとるための工夫やコツをご紹介します。

忙しいご家庭でも続けやすい方法や、ふりかけるだけの“おさかなパウダー”の活用アイデアも登場しますので、お楽しみに!