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「味覚の暴走はあなたのせいじゃない」。科学が教える“添加物と味覚”の関係
第一章:「舌に感じた違和感」が始まりだった

「カップ麺を食べた日の午後って、やたら喉が渇く気がする」
「アイスを食べたあと、舌がざらざらすることってない?」
昔はなんとなく流していたこんな違和感。
でも調べてみたら、意外な事実が見えてきました。
“味覚の変化”の背景にあったのは、食品に含まれる添加物の影響でした。
第二章:食べすぎの原因は「味覚のハードル」?

味覚は「慣れ」によって変化します。
たとえば、加工食品に多く含まれるうま味調味料や化学調味料(MSG)、人工甘味料(スクラロース・アスパルテームなど)は、舌に強い刺激を与えることで「おいしい」と錯覚させる作用があります。
でもその“強さ”に慣れると、野菜や出汁の自然な味が薄く感じ、物足りなく思うようになってしまいます。
また、食品の味付けは「塩分を多くし、それだけでは塩辛くなるので砂糖でまろやかに調整する」という設計になっていて、量ではなくバランスで調整されていることが多くみられます。
そのため、私たちは知らず知らずのうちに、沢山の量の塩分や調味料を摂取してしまい、 “濃い味”が当たり前 になってしまうのです。
その結果、「もっと味がほしい」「もう一口」と食べすぎを引き起こすことも少なくありません。(その方が、商品が沢山売れますものね)
第三章:なぜ喉が渇く? 舌がざらつく?

こうした食品を食べた後に感じる“喉の渇き”や“舌の違和感”にも理由があります。
・添加物や塩分は、体にとって“異物”として認識され、肝臓や腎臓が処理・排出しようと働きます。
・このとき、水分が使われるため、体が自然と水を求める=喉が渇くという反応が起こります。
・また、血中の塩分濃度が上がると、それを薄めるためにのどの渇きが生じます。
第四章:味覚は、取り戻せる

では、こうした“味覚のハードル”は戻せないのかというと、そんなことはありません。
私自身、無添加のだしや調味料を取り入れるようになってから、
・スープを飲んでも喉が渇かなくなった
・舌のざらつきが気にならなくなった
・少ない調味料でも「ちゃんと味わえる」と感じられるようになった
といった変化がありました。
最初のうちは「薄い」「もの足りない」と感じるかもしれませんが、味覚は徐々にリセットされていきます。
第五章:味覚は「整え直せる」。だからこそ、選ぶものが大事

「自然な味が物足りない」「つい味の濃いものを選んでしまう」
それはあなたの好みではなく、添加物に慣れた“味覚の変化”が影響しているのかもしれません。
でも、味覚は整え直すことができます。
無添加の食材や、素材の味をいかしたシンプルな食事に切り替えていくことで、少しずつ本来の感覚が戻り、「薄味でもちゃんとおいしい」と思える自分に出会えるかもしれません。
「なにを選ぶか」が、あなたの味覚と健康のリズムを整える第一歩。
今日から、そんな選択肢も意識してみませんか?