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「食後に喉が渇く理由」をたどったら…私の食の見直し

「なんか変かも?」が始まりだった
「カップ麺を食べた日の午後って、やたら喉が渇く気がする」
「アイスを食べたあと、舌がざらざらすることない?」
昔の私は、そんな感覚を「まあ気のせいかな」で済ませていました。
でも、あるときふと思ったんです。「これって私だけ?」って。
自分だけのことなら流せたけれど、家族の健康を預かる立場になってからは、
ちょっとした違和感も無視できなくなってきました。
そこで思い切って、その“なんか変”の正体を調べてみることにしたんです。
“食べすぎ”の原因、もしかしたら“味覚”のせい?

調べていくうちにわかったのは、加工食品に含まれる添加物(化学調味料、人工甘味料など)や塩分と糖分の多さと、それが体に及ぼす影響でした。
たとえば、食品に含まれる添加物や塩分・糖分は、体にとっては“異物”として認識されます。それを処理・解毒するためには、水分が必要になるんだそう。
さらに、塩分は血液中に吸収されると濃度が上がり、それを薄めようとして体が水分を求める=喉が渇く、という仕組みもあるようです。
でも、それ以上に驚いたのは、味覚そのものに影響を与えてしまうということ。
実は、味を決めるのは塩分で、一口目から美味しく感じるために塩分を沢山入れるのですが、それだけだと塩辛くなるので、砂糖を加えて“ちょうどいい味”に調整している
-こうした加工食品の味づくりの裏側って、実はあまり知られていないんですよね。
でもこの“ちょうどよさ”に、実は私たちの舌は騙されているのかもしれません。
味が濃いけれど、一口目から美味しく感じるので、その強さに慣れてしまう。
より強い満足感が欲しくなり、“もっともっと”と求めてしまう。
「食べすぎって、自分の意志が弱いせいじゃなくて、そもそも“満足する味覚のハードル”が上がっていただけかも…?」
そう気づいたとき、ちょっとホッとした自分がいました。
味覚は、取り戻せる

じゃあ、どうすればその“味覚のハードル”を元に戻せるんだろう?
私が試したのは、「ちょっと変えてみる」こと。
まずは「食べた後に喉が渇くかどうか」を、体に合っているかのサインとして見てみました。のどが渇く食品や加工品を減らし、無添加のだしや天然の調味料に変えてみたところ、 こんな変化がありました。
・スープを飲んでも喉が渇かなくなった
・舌のざらつきが減ってきた
・薄味でも、ちゃんとおいしいと感じられるようになった
「味覚って、取り戻せるんだ!」
そう実感できたのは、無理な食事制限をしたわけでも、特別なことをしたわけでもなくて。「買うものを選んだ」だけだったんです。
あなたも、体の声に耳を澄ませてみてください

味の好みって、意外と“慣れ”によってつくられています。
だからこそ、「この味覚」がすべてじゃない。
私も、最初は「自然な味では物足りない」と思っていたけど、今ではそのやさしい味にホッとするようになりました。
選び方ひとつで、体の感じ方が変わる。
それって、すごく大きな気づきでした。
「私も、まずは、いつも買う物から見直してみよう」
そう思ってもらえたら、とってもうれしいです。
そしてそれが、食べすぎから抜け出す第一歩になったら。
家族の食卓が、ほんの少しでもやさしくなるきっかけになったら。
そんな小さな選択を、みなさんと一緒に続けていけたら嬉しいです。