お知らせ TOPICS
じゃばらのど飴ができるまで②「じゃばらという希望との出会い」〜理想ののど飴への道が開けた

1. もっと知りたくて、調べ始めた「じゃばら」
のど飴を作ると決めたものの、私はまだ「じゃばら」について詳しく知りませんでした。
そもそも、どうしてじゃばらには花粉症の症状を和らげる効果があるのか?
どれくらい摂れば実感できるのか?
これらの疑問を解決しないと、納得のいく商品は作れません。
そこで、大学の研究論文や、海外の研究データを片っ端から調べることにしました。
すると、そこには驚くべき事実が書かれていたのです。
2. 「ナリルチン」こそが、じゃばらの力の源だった

研究を進めるうちに、じゃばらが持つ成分「ナリルチン」に注目が集まっていることを知りました。
ナリルチンは、ポリフェノールの一種で、柑橘類に含まれている成分です。
中でもじゃばらは、他の柑橘と比べても圧倒的にナリルチンを多く含んでいることがわかりました。
例えば、よく知られている柚子やカボス、スダチと比べても、じゃばらには5〜20倍ものナリルチンが含まれているというデータも。
「これは、すごい成分かもしれない…!」
さらに研究論文を読み進めると、ナリルチンには抗アレルギー作用があることが示されていました。
花粉症の症状は、体の免疫反応による炎症が原因ですが、ナリルチンにはこの炎症を抑える働きがあるのです。
つまり、じゃばらをしっかり摂取することで、花粉症の症状を和らげる可能性が高いということ。
「本当に花粉症のための果実だったんだ!」
私は、じゃばらに対する興味がどんどん深まっていきました。
3.じゃばらを高配合したのど飴が、なぜ市場に少ないのか?
じゃばらに対する興味が湧き、すぐに市場にでているじゃばらのど飴を調べてみました。
すると、ナリルチン高配合の飴が少ないことに気づきました。
じゃばらを高配合するには、どうしてもコストがかかります。
じゃばらは生産量が少なく、粉末の原価が高いため、多くの製品は「コストを抑えつつ、じゃばらをほんのり感じられる」形になっているのかもしれません。
でも、私は思いました。
「もっとじゃばらをしっかり摂れるのど飴があれば、花粉症に悩む人たちの助けになるのに…」
この瞬間、私は新たな目標を持ちました。
「ナリルチンをしっかり配合した、今までにないじゃばらのど飴を作る」
しかし、理想ののど飴を作るには、次の大きな壁が立ちはだかります。
「どのくらいの配合が最適なのか?」
「しっかりナリルチンを配合しながら、コストとのバランスはどう取る?」
「のど飴としてのおいしさも追求できるのか?」
試作を重ね、研究データをもとに配合を決めながら、私は理想ののど飴を追い求めていくことになります。
次回、「理想の飴への挑戦」
私がたどり着いた、のど飴に最適なナリルチンの配合とは?