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「子供の集中力が続かない?」砂糖と脳の意外な関係とは?

子供の集中力が続かない…その原因は?

「さっき宿題を始めたばかりなのに、もう席を立っている…」
「集中してるかと思ったら、すぐに気が散る」
こんな様子を目にしたことはありませんか?

「ゲームやスマホのせい?」と思いがちですが、実は 食べ物 が影響していることも。
特に、日常的に摂る 砂糖 が、集中力を奪っている可能性があるのです。

子供はどれくらい砂糖を摂りすぎている?

子供たちが大好きなジュースやチョコレート、アイスクリーム。
これらにどれくらいの砂糖が含まれているか、知っていますか?

▶ WHOが推奨する砂糖の摂取量
WHOの基準では、子供の年齢ごとの砂糖摂取目安は以下の通りです。
 ・1~2歳:12~13g(角砂糖約4~4.5個分
 ・3~5歳:15~18g(角砂糖約5~6個分

この量を超えないことが、健康維持や虫歯・肥満予防につながるとされています【参考:WHOガイドライン】。

では、普段の食べ物にはどれくらいの砂糖が含まれているのでしょうか?

▶ おやつに含まれる砂糖の量
プリン1個(約16g=角砂糖5.5個分)
炭酸飲料1缶(約35g=角砂糖9個分)
チョコレート菓子(約25g=角砂糖8個分)

おやつ1つで1日の摂取目安を超えてしまう ことも。
さらに、朝食の菓子パンや調味料の砂糖を考えると、気づかぬうちに 過剰摂取 しているかもしれません。

では、砂糖の摂りすぎが 子供の脳 にどんな影響を与えるのでしょうか?

砂糖が引き起こす「血糖値スパイク」

砂糖を摂ると、血糖値が急上昇し、一時的に「元気いっぱい」になります。
しかしその後、急激に血糖値が下がることで、
「ボーっとする」
「イライラする」
「集中できない」
といった状態になりやすくなります。

子供のうちに砂糖を摂りすぎるとどうなる?

さらに、子供のうちに砂糖を摂りすぎると、次のような影響が起こることも。
学習能力の低下(集中力の低下が続くことで、勉強が身につきにくくなる)
味覚の変化(甘いものばかりを求め、食事のバランスが崩れる)
将来的な生活習慣病のリスク増大(糖尿病・肥満のリスク)
虫歯のリスク増加

では、どのように砂糖を減らせばよいのでしょうか?

砂糖を減らして、集中力を高める食習慣

少しの工夫で 無理なく砂糖を減らす ことができます。

1. ジュースを水やお茶に置き換える
500mlのジュースには 角砂糖10~15個分 の糖分が含まれています。
まずは ジュースの回数を減らし、水やお茶に置き換える ことから始めましょう。

2. おやつを「自然な甘み」に変える
 
・さつまいもや果物の自然な甘み
 ・はちみつなど

3. 朝食を「しっかりした食事」に変える
菓子パンやシリアルだけでは、すぐにお腹がすいて集中力が低下します。
 ・ご飯+納豆
 ・卵+野菜のスープ
 ・食パン+チーズなど

4. 砂糖不使用の食品を選ぶ
最近では、砂糖を使わない 自然の甘みを生かした食品 も増えています。
例えば、砂糖不使用のお菓子や無添加食品 を選ぶことで、子供の健康を守ることができます。

家族みんなで「無理なく」砂糖を減らそう

子供の食習慣を変えるのは、親だけでは大変です。
だからこそ、「家族みんなで楽しく」 取り組むことが大切。

「今日はどんなおやつを選ぶ?」と子供と一緒にスーパーで選ぶ
手作りおやつを親子で作る
「砂糖を控える日」を家族で決めて、一緒にチャレンジ
砂糖不使用の食品を取り入れる(無添加のおやつなど)

無理なく続けられる方法を、ぜひ試してみてください。

未来のために、今日からできること

「集中力を高めてほしい」
「イライラせずに、元気でいてほしい」お母さんなら、誰もがそう願うはずです。
そのために、まずは「食べるもの」を見直すこと から始めませんか?

「子供の未来は、今日の食事から」できることから少しずつ、一緒に始めていきましょう。